インテル® MPI ライブラリーは、複数のファブリックに対応するライブラリーです。 MPI 3 標準をサポートし、150K プロセスまでのスケールが可能です。
インテル® アーキテクチャー・ベースのクラスターでアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。インターコネクトを変更したり、新しいインターコネクトにアップグレードした場合でも、ソフトウェアや動作環境を変更することなく、ユーザー・パフォーマンスを素早く最大限に引き出すことができます。
インテル® MPI ライブラリー 5.1 リリース (2015.7.16)
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特長
インテル® MPI ライブラリーは、TCP ソケット、共有メモリー、または InfiniBand*、Myrinet* などの多数の RDMA (Remote Direct Memory Access) ベースのインターコネクトのいずれかを実行しなければならない場合でも、DAPL (Direct Access Programming Library) や OFA (Open Fabrics Association) 手法を介したインターコネクト用の高速でユニバーサルな複数のファブリック・レイヤーを提供することにより、すべての構成をカバーします (図 1)。
さらに、インテル® MPI ライブラリーは、Myrinet* MX および QLogic* PSM インターフェイスのインターコネクト・サポート、ノード上のメッセージの高速化、それぞれのクラスター・アーキテクチャーとアプリケーション構造向けのアプリケーション・チューニング機能により、これまでにないパフォーマンスと柔軟性をアプリケーションに提供します。
図 1. インテル® MPI ライブラリーおよび DAPL ベースのインターコネクト
機能の詳細はこちらをご覧ください。
バージョン 5.1 の新機能および特長
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バージョン 5.1 機能と利点
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複数のハードウェア・ファブリックのサポート TCP ソケット、共有メモリー、または InfiniBand*、Myrinet* などの多数の DAPL ベースのインターコネクトの中から 1 つを実行しなければならない場合でも、インテル® MPI ライブラリーは、DAPL (Direct Access Programming Library)
手法を介したインターコネクト用の高速でユニバーサルなマルチファブリック・レイヤーを提供することにより、すべての構成をカバーします (図
1)。実行時にユーザーによってどのファブリックが選択されても、ファブリックに依存せず効率良く実行される MPI コードを開発できます。 |
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インテル® MPI ライブラリーは、必要な場合のみ動的に接続を確立し、メモリー・フットプリントを削減します。また、利用できるトランスポートの中から最も高速なものを自動で選択します。必要なメモリー空間のみを割り付ける二相通信バッファーの拡大機能を含むいくつかの手法により、メモリー要件も抑えます。 ジョブ・スタートアップ時のソケットのフォールバックは、内部接続の選択に失敗した場合でも、実行の失敗を回避します。これは、特にバッチ・コンピューティングにおいて役立ちます。また、インテル® MPI ライブラリーで開発された製品のユーザーは、インテルの無料ランタイム環境キットをダウンロードすることができるため、ランタイム互換が保証されます (ランタイム環境キットのダウンロードについてはこちら)。マルチコアまたは SMP ノード内で DAPL のオプションを使用して得られる大きなメッセージ帯域幅の利点により、アプリケーション・パフォーマンスが向上します。 以下のドライバーあるいはインターフェイスを使用するファブリックがサポートされています。 |
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インテル® MPI ライブラリーの相互運用性 標準ベース |
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最先端のジョブ・スケジューラーとの簡単な統合 |
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プロセス・マネージャーのサポート 代表的な並列デバッガーと動作 |
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統合プログラミング環境 |
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サポートされるインテル® コンパイラーとその他のコンパイラー |
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バージョン 5.1 for Windows/Linux
ハードウェア | |||||||||||||||
最小要件 (Window版と Linux 版で同じ要件) |
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オペレーティング・システム・サポート | |||||||||||||||
Windows 版 |
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Linux 版 |
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コンパイラー・サポート (SDK のみ) | |||||||||
Windows 版 |
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Linux 版 |
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バージョン 5.1 ドキュメント
インテル® MPI ライブラリー 5.1 for Linux®
タイトル | フォーマット | バージョン | タイプ | 日付 |
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リリース・ノート(英語) | 5.1 | リリース・ノート | 2015年 7月 | |
Installation Guide for Linux®(英語) | 5.1 | インストール・ガイド | 2015年 7月 | |
インテル® MPI ライブラリー for Linux® 入門(英語) | WEB | 5.1 | 入門ガイド | 2015年 7月 |
User's Guide for Linux®(英語) | WEB | PDF | 5.1 | ユーザー・ガイド | 2015年 7月 |
Reference Manaul for Linux®(英語) | WEB | PDF | 5.1 | リファレンス・マニュアル | 2015年 7月 |
チュートリアル: MPI Tuner for インテル® MPI Library(英語) | 5.1 | チュートリアル | 2015年 7月 |
インテル® MPI ライブラリー 5.1 for Microsoft® Windows®
タイトル | フォーマット | バージョン | タイプ | 日付 |
---|---|---|---|---|
リリース・ノート(英語) | 5.1 | リリース・ノート | 2015年 7月 | |
Installation Guide for Microsoft® Windows®(英語) | 5.1 | インストール・ガイド | 2015年 7月 | |
インテル® MPI ライブラリー for Microsoft® Windows® 入門(英語) | WEB | 5.1 | 入門ガイド | 2015年 7月 |
User's Guide for Microsoft® Windows®(英語) | WEB | PDF | 5.1 | ユーザー・ガイド | 2015年 7月 |
Reference Manaul for Microsoft® Windows®(英語) | WEB | PDF | 5.1 | リファレンス・マニュアル | 2015年 7月 |
チュートリアル: MPI Tuner for インテル® MPI Library(英語) | 5.1 | チュートリアル | 2015年 7月 |
バージョン 5.1 発売開始、新バージョンの入手
2015年 7月 16日、インテル® MPI ライブラリーの最新バージョン 5.1 がリリースされました。
製品の有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、最新バージョンを無償でダウンロードしてご利用いただけます。
最新バージョンのダウンロード方法はこちら
お知らせ
- MPI ライブラリー最新事例 - マルチコア・プロセッサー向け流体解析ソフトウェアの高速化 (株式会社ソフトウェアクレイドル)
- インテル® MPI ライブラリーのライセンスに関する FAQ (英語ページ)
インテル® MPI ライブラリーの利用に関する各ライセンス (開発ライセンス、ランタイム環境用ライセンス) と、それぞれの用途・違いをご紹介しています。
インテル® MPI ライブラリー 5.1 の購入方法
ご購入方法は、ごちらをご覧ください。
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ArcEC2:インテル® MPI ライブラリー 5.1